2023年9月1日
こんにちは。秩父市の今井歯科クリニックです。
乳歯の奥歯の更に奥に生えてくる永久歯(第一大臼歯)で、6歳ごろから生えてくるので6歳臼歯と呼ばれています。
この歯は一番大きくて噛む力が最も大きい歯です🦷💪🏼
反面、最もむし歯になりやすい歯でもあります!⚠️
《6歳臼歯がむし歯になりやすいわけ》
1.奥に生える為、生え始めに気がつきにくい
2.生えきるまでに1年〜1年半かかる
3.奥に生える為歯磨きがしにくい
4.歯の噛み合わせの面(咬合面)の溝が複雑
小さめの歯ブラシを入れて6歳臼歯の噛み合わせの面を磨きます。
歯ブラシの毛先を歯面にきちんと当てて、小さく前後に動かします。
少し長めに丁寧に磨きましょう!
普通の歯ブラシで磨きにくい場合は、先の尖った歯ブラシ(プラウトやピセラ)を使うと溝までよく届きます。
●フッ化物の塗布
フッ素歯面塗布は萌出(歯が生えた)後の歯のエナメル質表面に直接フッ素を作用させ、虫歯になりにくい歯にしていく方法です。
歯ブラシが届きにくく、むし歯のなりやすいところに効果的です。
歯科医院で定期的に塗布することでむし歯予防効果があります。
●歯の溝への予防
生えたばかりの歯は、まだ十分に硬くなく、歯の表面の溝が深いというのが特徴です!
溝の部分には汚れが溜まりやすく、また歯ブラシの毛先が届きにくい為、むし歯になるリスクが大変高くなってしまいます。
そこで、そのむし歯の予防に考え出されたのがシーラントという方法です。
むし歯の起こる危険性のある溝を、むし歯になる前にあらかじめシーラントというプラスチック(レジン)で埋めてしまうのです。
シーラントをする事で深かった溝が浅くなるので、汚れも溝に入り込みにくくなり、磨きやすくなる為むし歯予防に効果的です!
とても簡単な処置で、歯を削る必要もなく、痛みなどもありません😊
6歳臼歯は汚れやすく、歯ブラシが届きにくい所なので、むし歯になりやすいです。
早く発見出来れば削ずに済みますが、気づかなければいつの間にか大きなむし歯になってしまうので、注意が必要です!
定期検診でチェックしてもらいましょう😊