2022年12月15日
こんにちは、今井歯科クリニックです。
妊娠中は、ホルモンのバランス、食の好み、食べ方などが変化するため、
環境も変わりやすく虫歯や歯周病にかかりやすくなります。
これから生まれてくる赤ちゃんのためにも、日々のセルフケアや歯科医院での健診を受けてお母さんのお口の中をきれいな状態にしておきましょう!
食事はよく噛んで食べましょう(だ液の分泌を促す)。
だらだらと食べるのは控えましょう。また、良質なたんぱく質や歯を硬くするカルシウムやリン、カルシウムの代謝を助けるビタミンD、Eや歯質の基礎を作るビタミンA、Cなどバランスよく栄養をとりましょう。
歯を強くする働きがあるのがフッ素。
毎食後の歯みがきに使うことでむし歯に負けない抵抗力のある歯に導いてくれます。フロスも使用するとさらにgood!
つわりで歯みがきができないときには、うがいでもでもOK!
歯のクリーニングやフッ素塗布など、つわりがおさまった頃に歯科健診を受診しましょう。また、歯科治療の際には母子健康手帳を提示して産婦人科医からの注意を受けていることがあれば、必ず歯科医師に伝えましょう!
キシリトールは、歯を溶かす酸の働きを抑制してくれます。
食後にキシリトールガムを噛むことで、むし歯菌が歯につきにくくなり、ネバネバしたお口の中がサラサラになります。むし歯予防を楽しく確実に行うためにキシリトールを上手に利用しましょ!
ママの歯をケア→生まれてくる赤ちゃんのお口もケアできる→むし歯になりにくい子に!
1日のうちで体調のよい時間に歯みがきをリラックスして行いましょう。
歯みがきのときは、下の方を向いて前かがみの体勢になり、歯ブラシを舌に当てないようにすると吐き気を避けやすいです。
歯みがき剤は、香料や味の強いものは避けるとよいでしょう。
歯と歯の間のプラークのおそうじは小さい歯ブラシ(タフトブラシ)がオススメです。仕上げにフロスを使って歯の歯の間の汚れをとりましょう。
★妊娠中期のお口のケア
おなかが大きくなるにつれ胃が圧迫され、一度に食べられる食事の量が減ってしまう為、空腹状態が多くなり、食事の回数が増えやすい時期です。
妊娠中はお口の中を正常に保ってくれるだ液の量が減るので、食後の歯みがきによるケアがとても重要になります。
妊娠中期は、体調も比較的安定しているため、歯科治療はこの時期が適しています。妊娠後期に入っておなかが大きくなると、仰向けで治療を受けるのが大変になるので、是非この時期に歯科医院へメンテナンスに行きましょう!