2022年9月27日
こんにちは!秩父市の今井歯科クリニックです。
皆さんは歯周病という言葉を聞いたことがありますか?
歯周病は以前「歯槽膿漏」と呼ばれていました。
シニア世代の方には、歯槽膿漏の方が耳慣れしているかもしれません。
歯周病とは、歯の周りの病気で、重度の歯周病まで進むと
むし歯になっていない歯でも失うことがあります💦
★歯周病の正体は細菌感染症★
歯を失う最大の原因が歯周病です。
歯周病は歯周病菌が増えることによって起こる病気です。
歯みがきが不十分だと、歯の表面にネバネバとした歯垢(プラーク)がつくられます。
この歯垢は細菌のかたまりで、歯周病菌も歯垢の中で増え続け、炎症を起こして歯を支える組織(歯周組織)を破壊していきます。
歯周組織が破壊されることによって、歯を支えている骨が失われ、段々歯が揺れてきて最終的には抜けてしまいます。
◯健康な歯とその周りの組織◯
健康な歯でも、歯と歯肉の境目には1〜2ミリ程度の溝(歯肉溝)があります。
この溝に歯垢がたまって歯ぐきが炎症を起こし、腫れをくり返すと徐々に溝が深くなります。
これが「歯周ポケット」です。
歯周ポケットの深さが深くなる程、歯周病によって歯を失うリスクが高くなります。
★歯周病は静かに進む★
歯周病の初期段階では自覚症状がほとんどなく、気づかないうちに進行していきます。
成人の約8割が歯周病になっているにもかかわらず、自覚している人が少ないのはその為です。
歯周病を進行させないためにも、日々のセルフケアと歯科医院での定期的なクリーニングが重要です!