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お知らせ

母乳育児は顎の成長の下地を作る NO3

2022年8月20日

新生児の顎の骨は大変軟かいく、口腔内や外からの力で”変形”することが知られている。
”変形”とは舌、頬、唇の筋肉の圧力を受けて口腔内を発育成長させてゆくことである。
もし指吸いなどの悪習慣があるとその指から加わる圧力の方向に骨が伸ばされ変形し
顔貌が崩れてゆく。

ここで赤ちゃんが母乳を吸う(吸啜きゅうせつ)時の舌と口腔周囲筋の働きについて
説明する。まず、赤ちゃんはママの乳首を乳輪まで深く吸い込む。口の周りの口輪筋や
頬筋を使い周りから空気が入り込まないようにしっかりシールする。舌の上に乳首を載せて
硬口蓋と舌の間に乳首をはさみ込み舌先から舌中央そして舌後方へ乳輪部、乳首の
根元から乳首の先端部の乳口へと海の波のウエーブのように乳首内の乳汁を搾り
とて行きます。舌のウェーブ状の動きはまた舌先に戻ります。この戻るときに舌の圧力が
解放され乳汁が一気に喉に流れ込みます。

赤ちゃんのお口の中では1秒間に一回この運動が繰り返されて行きます。
哺乳とはこの一連の動きが継続されることです。

ヒトは嚥下するときに一瞬息を止めないと飲み込めません。気管に食物が入ってします。
(これを誤嚥と言います。)
咽頭弁が気管を蓋して食道に食塊を誘導します。
不思議な事ですが生後約1か月間は赤ちゃんは呼吸したまま哺乳ができます。
この咽頭部の位置が高く乳汁はその脇を流れて食道に入るからです。この咽頭の位置は
成長とともに下がって中咽頭を形成して構音エリアになって行きます。ヒトが多くの音を
作り出すために大切な場所になります。赤ちゃんは成長しながらこの咽頭が下がって
行くことにより音を加工することができるようになって行きます。
他の哺乳類にない特別な器官になります。

カテゴリ:お知らせ
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