2017年10月31日
(歯並び)シリーズ最終回です。
今の歯科医学では矯正治療は年齢を問いません。健全な歯に弱い力を加え続けると歯根はアゴの骨の中を移動します。
年齢が上がると動きは鈍くなりますが、動かすことは可能です。だから大人の矯正も可能というわけです。
しかし期を逃した矯正は負担が大きいのです。身体的にも精神的、経済的にも負担が大きく時間もかかりますし、達成度もまちまちです。
アゴの骨の成長できる時期は決まっています。その時期に十分な成長ができれば、歯も舌や口の周りの筋力によってきれいに並び、機能も見た目も十分な歯並びになります。
だからこそ不正咬合の兆候を見逃さず、個人個人の成長する力を少し助けてあげる〈子供の矯正〉は良いと思うのです。
5回にわたり〈歯並び〉についてお話ししてきました。よくある質問や相談をふまえて、少し専門的な内容を出来るだけ優しく解説してみました。お役にたてたでしょうか。
これからもみんなで子供たちの健康を守って行きましょう。