2017年7月18日
秩父の今井歯科クリニックから、「いま、流行している夏かぜ」の1つ
「手足口病」についてのお話しです。
「手足口病」とは、口の中や手足などに水疱状の発疹・高熱(38℃前後)がでることもあるウィルス性の感染症で、
子どもを中心に夏場にかかる病気です。
手足口病にかかった子供のせきやくしゃみでウィルスが飛んで、それを吸い込んだほかの子供がかかることが多いので、
手洗い・うがいが最大の予防策でタオルの共有しないことも大事となってきます。
原因となるウィルスに対する特効薬もなく、予防する薬やワクチンもないことから、
熱がでたら熱を下げたりなどの対症療法が中心です。
治療としては、特になにもしなくても1週間ほどで多くは良くなります
が、まれに重症化することもあるので注意することも大切です。
歯医者さんからは
口腔内をキレイにすること(細菌の数が少なくすること)で、症状が抑えられたりすることも言われています。
口の中の発疹が破れると、痛みが出て水分や食事をが摂りにくくなることも。
刺激がなるべく少ないもの選んであげること・ゼリーやアイスなど簡単に食べられるものから食べさせること、
脱水状態にならないように水分補給を忘れずに。
高熱が長引いたり、頭痛・嘔吐などの症状があるときは、重症化する前に早めに小児科・内科を受診してください。