今井歯科クリニックでは、これからの未来を担う地域の子どもたち、これからお母さんになる妊婦さんたちとも積極的に交流を図っています。
私たちがなぜ歯科を通した秩父地域への活動を行うのか?それは院長である私の経験があります。
昔の歯医者さんは悪くなった歯を削るという治療が当たり前でした。
当時、歯が悪かった私はほとんどの歯を治療され、私は「歯は悪くなることはあっても良くはならないんだ」と思っていました。
一度傷ついた歯は元には戻りません。治療した歯は、必ず次の治療の時が来ます。そしてまた歯を削り、段々と歯は壊れていってしまいます。
でも悪くなってしまった歯は治療をしないと治りません。放っておいてももっと歯は悪くなってしまいますから。
私たちは歯を削る前にもっとやらなくてはいけないことがあります。予防に取り組むことで子どもたちの歯を守る。
「子どもたちを虫歯にしたくない!」そんな思いから、地域の子どもたちに歯の大切さを伝える活動をスタートしました。
そんな私が秩父市で歯科クリニックを開業して30余年経ち、地域の子どもたち、お母さんたちとの交流を通して、歯の大切さを説明をする活動を行っています。
「秩父っ子虫歯ゼロ」これが私たちの使命だと考えます。そんな私の思いから始まった活動ですが、今では地元のこども園、産婦人科にも協力をいただき、おかげさまで大きな活動になりました。
秩父っ子虫歯ゼロを目指して、地元「秩父こども園」に歯科検診の他、歯と口の健康啓発活動として、キシリトールガムを使った子どもたちに負担のない虫歯予防を行っています。
ガムを噛むことにより、キシリトール成分による虫歯予防だけでなく、唾液もたくさん出ますし、顎も鍛えられます。
毎回子どもたちが元気に楽しくキシリトールガムを噛んで楽しみながら虫歯予防を行っています。
秩父地域唯一の産婦人科「岩田産婦人科医院」と提携して、妊婦さんへの、歯の大切さ、口腔ケア、歯科検診の大切さを伝える講演会を月一回行っています。
一見、関係ないように思える「妊婦」と「お口の健康」ですが、実はとっても関係があります。妊娠した時に妊婦の体内から多く分泌される “女性ホルモン” は「歯周病原菌」の大好物、妊娠中は普段以上に‟歯周病”が進行しやすくなってしまうのです。
ひどい歯周病は、おなかの赤ちゃんにも影響を及ぼす場合もあり、お口のクリーニングや歯磨きの指導をしています。これも秩父っ子虫歯ゼロを目指す地域への活動の一つとして考えています。