2023年6月3日
乳児の顔面と歯
①顔面の骨の大きさは小さい
簡単なスケッチで乳児の顔を描く時は輪郭は丸を書きます。その丸の中に目と口を書きますね。
大人の顔はどうでしょうか。縦長の楕円を描きその中に目と口を書きます。
生まれたての乳児は口の周りの発育が充分ではありません。頭の部分は十分に発育して生まれてきますが、顎は未発達のまま生まれてきます。だから乳児の顔は丸く描くのですね。
ですから、顔面において口の周りの骨である顎骨は小さいです。この部分は生後発育して行かねばなりません。
そのためには、十分な哺乳活動が必要になります。
②顔面の骨は、成人に比べると厚みが薄く柔らかい。
④乳児の顎の骨は、外からの弱い力でも簡単に変形(成長促進)する。
この②と④は十分な哺乳活動で柔らかい乳児の顎は、その舌の筋肉と口の前の筋肉の引っ張る力や圧力で、成長が促されるのです。