2023年6月16日
こんにちは。秩父市の今井歯科クリニックです。
冷たい水やアイスを口にすると、歯がしみる。
歯を磨く時や、歯ブラシが歯に当たるとしみるような痛い感じがする…。
それは、「知覚過敏」です。
知覚過敏は主に、加齢によって歯ぐきが退縮することや、
過度な力でのブラッシングによって歯ぐきが傷つくことが原因です。
●加齢による歯肉の退縮
歯肉の位置は加齢とともに少しずつ下がってきます。
それに伴って歯の根っこが露出し、象牙質がむき出しの状態になります。
このような象牙質表面では、歯ブラシが触れたり、温度変化などの刺激で痛みを感じることがあります。
●過度なブラッシング圧
無理なブラッシングを続けてエナメル質の内側の象牙質がむき出しになります。すると、冷たいものなどの刺激が歯の神経に伝わってしみるような痛みを感じます。これが、知覚過敏という病気です。
この2つに関しては、知覚過敏を抑制する成分が含まれる歯磨き粉の継続的な使用によって、症状を防ぐことが期待できるでしょう。
3つ目の原因として、悪い歯並び・強い食いしばり・歯ぎしりがあげられます。
この場合は、歯磨き粉で知覚過敏を防ぐことは期待できないため歯科医院に相談し、原因に応じた適切な処置を受けましょう。
知覚過敏は一時的にしみるのが特徴です。
ずっとしみていたり、ズキズキと痛い場合は、むし歯が隠れているかもしれません。
しみるのが気になる方は、早めに歯科医院を受診しましょう🦷