2022年3月25日
ヒトは難産でありその子は超未熟児で生まれるお話しをしました。
その中で赤ちゃんは母のおっぱいを吸い成長してゆく。
乳首から出る乳汁は血液を原料として作られ栄養とともに母親の免疫も
含まれている。胎児の時代(胎盤)から生後1年近くは母親の血液を利用して
成長してゆきますね。
ママもこの時期に”母”に成って行きます。
赤ちゃんが母乳に吸い付きことで脳下垂体からは乳汁を出し、十分な
量を口の中に運ぶためのホルモンが分泌されます。
(このホルモンについては後日このブログに取り上げます)
このホルモンは他にも大切な効果があります。
「この子は私の子供」として認識し愛おしく思う効果です。
赤ちゃんのために何かをしてあげたくなるような考えになります。
”未熟児”で生まれて我が子を1年以上身近で肌身離さす育てて行く
母に成るのですね。特に、医学的にも生物学的にも、出産直後から
1~2週間は”成母期”と呼ばれる大切な時期のようです。
これはヒトとして古来より連綿と続いた行動であり本来当たり前に
行われ起こっていたことですが、人工乳が簡単に使用されるようになった時代に
問題点が出てきました。(これも後日ブログにします)
改めて母乳でそだてる価値が理解されてきたものと私は思っています。