2020年10月22日
ウサギの噛む筋肉と顎の成長の研究があります。ウサギは餌を食べるときに奥歯ですりつぶす運動をします。ヒトと同じ様な噛み方をするのですね。
粉末飼料を与え噛むことの負担を減らした成長期のウサギの筋肉の発育調べると固形物を食べていたウサギと比べて咀嚼筋(噛む筋肉)の機能が減退しその筋が付いている骨の成長が減少していることが分かりました。体重は変わらなかった。
このウサギの研究で分かったことは、成長期において下顎の骨はそれに付いている筋肉が「健全に発育」する事で十分な成長が出来ることが分かって来ました。
この下顎に付いている筋肉は咬筋と言われて噛むために大切な筋肉です。ヒトでは臼歯部頬側から頬骨に付いていす。
この「日本の未来人の顔1」での写真の下顎第二大臼歯が埋伏した埋伏状態は臼歯部骨の発育不十分で起こっているのかもしれませんね。その原因は我々日本人が柔らかい食べ物を賛美し、食べ続けた結果ではないでしょうか。