今井歯科クリニック

おはようございます。
新たな気持ちでブログで伝えたいと思います。
そう、いつまで続くか分かりませんね、ウフフ。

社会的にこんな閉塞感を感じたことないですよね、今。
そんな中でもこれから出産を迎える”あなた”に伝えたいことを
ブログにして行きます。

連綿と続くヒトの社会で出産は一大事業です。
そして哺乳類の中で一番難産なのがヒトなのですね。
どうしてだと思います？

それはね、２本の足で立って生活しているからなんです。
猿さんも時々２本足で立ちますよね。でも常にではありません。
ヒト以外の哺乳類は皆４本の手足で体を支えています。
ということは内臓はお腹の腹筋で支えていますよね。

２本足で立ち、手を自由に使えるようになったヒトは骨盤を利用して
体の内臓を支えています。すり鉢状になって支えています。
でも底が抜けて”穴”が開いています。
なんで？
分かりますか？
そうなんです。出産ができないと困るからですよね。便通もね。(笑)
もしこの穴が大きいと内臓の重みで大腸などが下がって脱腸を起こしてしまいます。
ですからこの”穴”は可能な限り小さいことが大切なのです。

骨盤で自分の内臓も支え、そして胎児を出し送り出すことで赤ちゃん誕生なんです。
ここが４本の足（霊長類は手２本）の広い”穴”を持つほかの哺乳類と違うところなんですね。
ですからヒトの出産は太古の時代からづっと難産で母と子は命がけなんです。

次回はこの難産を少しでも楽？にする自然のしくみについてお話しします。